牡蠣の味は海の味:Oyster taste is a sea taste


今夜、とあるパーティでグラスを交わした畠山重篤さんのお言葉です。

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「・・・種牡蠣の違いでも牡蠣の味は変わってくるのですか?」

永年憧れ続けた方を前に、うれしくてうれしくて、すっかり舞い上がった私。会話のきっかけに、センスのいい質問をしたかったのに、口からでてきたのはこのふつうの質問でした(ああ、なんて凡人なのでしょうか・・)。 「違いますね」と即答された実篤さん。 そして、私たちの間に、しばらくの沈黙が流れた後、おっしゃったのが、このタイトルロールのことばでした。

 「牡蠣の味は海の味だからね」 

涙が出そうになりました!!!!!

「牡蠣の味は海の味だからね」 (リフレイン)

・・・(感動)!!!!!!!!   ご存じの方も多いかと思いますが、畠山重篤さんは、 気仙沼の上の方にある舞根(もうね)というエリアの湾で牡蠣の養殖業を営まれている方です。エッセイストとしても有名で、2004年に「日本<汽水>紀行」で第52回日本エッセイストクラブ賞を受賞されていらっしゃいます。彼の文章は何よりも知的で、ユーモアのセンスがかっこよく、そして、体で本物を知っている人特有の確かさがあります。 しかし、彼が有名なのは、その文章のセンスはもちろんのことですが、「森は海の恋人」運動を通じてでしょう。海の豊かさは森が、そして人の暮らしの傍らを流れる河川が支えていることを、今から30年も前に唱え、ダム建設を阻止したほどの、稀有な行動力と直観力を兼ね備えた方なのです。

畠山さんの養殖場はこちらをご覧ください

水山養殖場

森は海の恋人についてはこちらをご覧ください

→NPO法人森は海の恋人

この活動は広く日本中に拡がり、彼のその影響力は計り知れません。彼の始めた森づくりは昨年、国連でも表彰されました。かの美智子妃殿下もかねてよりお傍に呼び寄せられるほどの人間力を持った方でもあります。 私は、物心つく以前から海が大好き。海好きな父親に、幼稚園にあがるよりうんと前、海の中にぽーんと放り投げられても泣かなかったそうです。細胞レベルで愛している海と関わって生きたい。ずっと思ってきました。 冒頭の畠山さんのこのことばを聞いたとき、私は、直観的に、牡蠣のソムリエという資格制度を、日本発でつくりたい!!そう思ったんです。世界中の人たちと、牡蠣を通じて海を愛したい。それが私たちの日常生活と海と森とのつながりを未来に渡す架け橋となるはずだと。 これは個人の味覚なのですが、私にとって、三陸の牡蠣はどこよりも、格段に美味しいものでした。それだけに、2年前の震災と原発事故の影響は苦しかった。復興を応援したいけれど、果たしてしてよいことなのかどうか、、ずっと悩んでいました。 でも。でもね。。。この講演の冒頭に、震災後の支援に対してのお礼を述べられてから話を始められた畠山さんに、私は心の底から感銘を受けました。お母様を津波で亡くしていらっしゃるのに。。放射線汚染物質への恐れや不安云々という不確かな恐れよりも、今、三陸のここで生きている人たちと共に生きることを選びたいと、思いました。   憧れの方とお会いできて、夢のような時間から、新たな夢が生まれた夜でした。 この機会を作ってくださったJONAさん、畠山さんに、感謝が止まりません。 ありがとうございました!!!そして、つくりたいです。オイスター・ソムリエ!!

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