舞鶴湾に注ぐ由良川の源流、京都大学の芦生研究林へ


美味しくて安全な生牡蠣をつくっているのは、豊かな森と、有害なものをできるだけ排出しない(河に流さない)人の暮らしと企業活動です。美しい海は、河と森と繋がっているからです。

京都大学フィールド科学教育研究センターは、まさにこの循環の仕組みを研究されている場所です。2013年からは森里海連環学教育プログラムによる大学院教育をスタート。センター長の吉岡 崇仁教授は、西舞根ともちろんゆかりの深いお方です。(4月の『舞根森里海研究所』開所式でもテープカットをされていました。)

ここでの研究活動には以前からずっと関心があり、今回、このフィールド研が管理される、京都府美山の芦生研究林 でのフィールドワークに1泊2日で参加してきました。

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しとしと、降る秋雨に、湿る紅葉の山の空気があまりに美味しくて、何度も深呼吸しました。IMG_5460

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研究者の方のミニ講義!!「光るキノコ」を語る幸せそうな顔がすてきでした〜。何でも極めることでストーリーになるし、勇気づけられた。地球温暖化の話も、スケールが大きくて、地に足のついた地道な研究から導きだされたもの。普段、私が耳にするのとはまた違ったスケールと視座が新鮮でした。

翌日は、吉岡先生や、ボランティアガイドの方々に森を案内していただきました。これが、いままで見たことにない景色。

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ちゃいろい落ち葉の上におなじ色のかえるちゃんが!

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向こう側は滋賀県です。

 

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由良川の源流。最初の一滴が始まる場所です。

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こんな林のなかのような森、そこを川が細く流れる景色を初めて見ました。

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絵に描いたようななめこ!!!

夜、宿舎でみんなで飲んで話していたとき、隣にいらした吉岡先生に、オイスター・ソムリエについて私の考えていることを聞いていただいたのですが、「美味しいと感じるいわば文系の世界で、理系の体系づけを構築しようとされるわけですか。そこは、文系のままでいいんじゃあないでしょうか。」と。

大学の研究林であることで、この美しい山と森はきっと護られてきました。しかし、この場所は戦後、国が地権者から借り上げて、大学に貸与された場所です。その貸与期限がせまっており、同じ条件で更新ができるのか、問題がありそうです。また、近い将来、国立公園化されるとのことで、この場所に多くの人がやってくることで、荒れてしまうかもしれないという、2つの大きな懸念を聞きました。奇跡のように美しい場所は、いつだって危機と隣り合わせです。

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